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このブログでは、自作の競馬予想AIを作りながら、16年分のレースデータで「よく言われる説」や回収率を検証しています。この記事では、データで競馬を考えたい人におすすめの本を、「競馬の考え方・データ本」と「データ分析・確率の基礎」の2つに分けて9冊紹介します。
選ぶときは、出版社の紹介文や目次、レビューの数を確認したうえで、自分のAI検証で大事だと分かったこと(回収率の考え方、データのぶれ、再現性)とつながる本を選びました。どれもKindle版があり、スマホやタブレットですぐに読めます。
結論:最初の1冊はこの3つから
| 目的 | おすすめの1冊 |
|---|---|
| 競馬の考え方を変えたい | 競馬の教科書 発想を変えるだけで回収率は上がる |
| データの正しい見方を知りたい | 競馬力を上げる馬券統計学の教科書 |
| 自分でデータ分析をしたい | Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第3版 |
本を選ぶ前に知っておきたいこと
私が16年分のデータで検証して分かったのは、「過去に儲かった条件が、翌年も儲かるとは限らない」ということです。たとえば、騎手別の回収率ランキングでは、回収率の高かった上位10人の翌年の回収率は平均71.7%でした。6番人気の単勝も、16年間で100%を超えた年はありませんでした。
そのため、データ本を読むときは「この条件はたまたまではないか」「データの数は十分か」を考えながら読むのがおすすめです。下の本の中には、そうしたデータの見方そのものを教えてくれる本も入れています。
競馬の考え方・データ本(5冊)
① 競馬の教科書 発想を変えるだけで回収率は上がる
著者:玉嶋亮/出版社:オーパーツ・パブリッシング(2023年)
時間が限られたアマチュアが、どうすれば競馬で勝てるのかを突き詰めた本です。「捨てるべきもの、磨くべきものを明確にし、優位になると判断したレースだけ勝負する」という考え方が紹介されています。Amazonのレビュー数も多く、競馬の考え方の本として定番の1冊です。勝負するレースを絞るという考え方は、私のAIが「勝負・様子見・見送り」を判定しているのと同じ発想です。
- こんな人に:予想の方法より、まず考え方を変えたい人
② 回収率至上主義で年間プラスを実現する京大式クリニカルパス 超競馬考
著者:黒河將/出版社:ガイドワークス(2019年)
医師でもある著者が、「再現性をもって年間回収率101%以上」を目標に、意味のあるデータとそうでないデータの見分け方を解説した本です。「再現性」と「回収率」を重視する姿勢は、このブログのAI検証と同じ方向性です。
- こんな人に:的中率より回収率で競馬を考えたい人
③ 競馬力を上げる馬券統計学の教科書
著者:大谷清文/出版社:ガイドワークス(2019年)
馬券で勝つために必要な統計学の考え方を紹介した本です。統計の基本を知らずにデータを見ると、再現性の低い数字を信じてしまったり、自分に都合の良い解釈をしてしまう、という問題を取り上げています。データ本を読む前の「データの見方」を身につけたい人に向いています。
- こんな人に:データ本の数字を、うのみにしたくない人
④ ウルトラ回収率 2026-2027
著者:競馬王データ特捜班、伊吹雅也/出版社:ガイドワークス(2025年)
JRAの主要コースごとに、「3着内率33.3%以上」かつ「複勝回収率150%以上」の条件をまとめた、毎年出ているシリーズの最新版です。馬柱を見ながら、条件に当てはまる馬を探す使い方ができます。ただし、過去に儲かった条件が続くとは限らないので、ほかの見方と組み合わせて使うのがおすすめです。
- こんな人に:コースごとの傾向を手早く調べたい人
⑤ 中央競馬 重賞競走データBOOK 2026年度版
出版社:日本文芸社(2025年)
重賞レースごとの傾向をまとめたデータ本です。このブログで毎週まとめているG1のデータ記事と同じように、レースごとの過去の傾向を一冊で確認できます。
- こんな人に:重賞レースの前に傾向をさっと確認したい人
データ分析・確率の基礎(4冊)
自分でデータを集めて分析したい人や、AIで予想を作ってみたい人に向けた本です。私の競馬予想AIもPythonで作っています。
⑥ Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第3版
著者:寺田学、辻真吾、鈴木たかのり、福島真太朗/出版社:翔泳社(2025年)
データの取得・加工、グラフでの可視化、基礎的な数学、機械学習の流れまでを、サンプルを使って学べる入門書です。「Pythonデータ分析試験」の主教材としても使われています。データ分析を体系的に学びたい人の最初の1冊に向いています。
- こんな人に:Pythonでデータ分析を基礎から学びたい人
⑦ Python 実践データ分析 100本ノック 第3版
著者:下山輝昌、松田雄馬、三木孝行/出版社:秀和システム新社(2025年)
入門書にはあまり出てこない「汚いデータ」(欠けている値や表記の揺れなど)の扱い方を、100本の問題を解きながら身につける本です。競馬のデータも、実際に集めると表記の揺れや欠けている値がとても多いので、実戦向きの1冊です。
- こんな人に:手を動かしながら覚えたい人
⑧ 確率を攻略する ギャンブルから未来を決める最新理論まで
著者:小島寛之/出版社:講談社ブルーバックス(2015年)
約300年前のギャンブルの確率から、保険や金融で使われる最新の理論までを解説した本です。「確率とは何か」を根本から考えられるので、期待値や回収率の意味をしっかり理解したい人におすすめです。
- こんな人に:確率・期待値の考え方を読み物で学びたい人
⑨ 結果から原因を推理する 「超」入門 ベイズ統計
著者:石村貞夫/出版社:講談社ブルーバックス(2016年)
ミステリー仕立てのストーリーを読みながら、「ベイズの定理」を中心にベイズ統計の考え方を学べる本です。新しい情報が入ったときに予想をどう更新するか、という考え方は、オッズや直前情報を取り入れて予想を見直すときにも役立ちます。
- こんな人に:数式が苦手でも統計の考え方に触れたい人
Kindleで読むときのポイント
- データ本は大きい画面で:表が多い本は「固定レイアウト」のことが多く、スマホよりタブレットやパソコンのほうが読みやすい
- Kindle Unlimitedも確認:本によっては読み放題(Kindle Unlimited)の対象になっていることがある。対象かどうかは時期によって変わるので、商品ページで確認を。初めての人はKindle Unlimitedの無料体験で、気になる本が読み放題に入っているか試してみるのも手
- セールも狙い目:Kindle本は大型セールで値下がりすることがある(ブラックフライデーの記事もどうぞ)
まとめ
- 競馬の考え方を変えたいなら「競馬の教科書」、データの見方なら「馬券統計学の教科書」
- コースや重賞の傾向を調べるなら「ウルトラ回収率」「重賞競走データBOOK」。ただし過去の条件が続くとは限らない
- 自分で分析したいなら「あたらしいデータ分析の教科書」から。実戦向きなら「100本ノック」
馬券の購入は20歳以上、無理のない範囲でお楽しみください。データや本は、あくまで「考える材料」として使うのがおすすめです。


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